松久外吉のチラ裏

主に自分の趣味についてひっそりと書きます

2015年夏アニメ感想(〜9月)

 超今さらだけど、9月に完結したアニメの感想。上からだいたい好きな順。


Sランク「自分の人生に影響を与えた!」
 該当なし


Aランク「このアニメ、最高に面白かった!」

 毎回爆笑してた。下品でくだらなくて超面白かった。


Bランク「とても面白かった!」

 予想外に面白かった。声優という仕事の現実、不安、覚悟、喜びが良く描かれ、笑いあり、涙あり、いい話が多かった。感情移入して観た。毎回ゲストで登場する「ご本人役」声優さん達も楽しみだった。


Cランク「普通に面白かった」

 日常パートはオタク受けのするネタが面白かった。それがあざとくもある。シリアスパートは、ギルガメッシュに勝るイリヤの強さが説明不足でちょっと残念だった。

 このフリーダムなノリが好き。

 エロネタを絡めつつファンタジーものやRPGのお約束をネタに。結構笑った。

 毎回続きが気になる展開さすがです。でもキャラも伏線も多すぎて覚えてられない。

 絵は好み。作り手のやりたいことや気持ちのいい世界を作るために全部入りにしようとして、かえっていろいろ微妙になった感じ。会社と学校とかどっちつかずな設定詰め込んで、どこかで見たシーンや展開が多かった。政治や企業の話はリアリティが微妙。それでラストはよかった。

 すごく挑戦的な彩色してるけど、何か好みじゃない。最初はありがちなキャラたちが中二病風吹かせてたけど、途中から徐々に面白くなってきた。飛行機上での戦闘シーンとか面白かった。これから本気で面白くなるのか?ってところで分割2クール目に to be continued かよ。

 何気に結構面白いです。色々テキトーなところが良い。

 観てて腹が減るけどほっこりする。良かった。

 中高生向け作品なのか?大筋は嫌いじゃないんだけど、安っぽさで感情移入がそれほどできなかった。現実離れした(あるいは子供っぽい)SF設定に対して、リアリティと言うか説得力を持たせるような観せ方・物語への導入の仕方をしていない。それをやるには尺が足りなかったようにも思う。

 物語については安定の高橋留美子作品。普通に面白かった。映像については、特別にクオリティが高いわけではない、普通の小中高生向けな番組。こういうの久しぶりかも。

 割と展開が読める。今となってはオーソドックスな作品。


Dランク 「もっと頑張って欲しかった」

 こういう下ネタ系は好きなんだけど、些かネタが力技だったり、展開が無理矢理だったり。煌びやかなお屋敷に住んでる慈善家とかの方面の「道徳()」的な「正しさ()」を振りかざす人たちに対するアンチテーゼとしての意義を勝手に感じながら観てた。

 暴走してる話は面白かった。中の人たちの友情をテーマにされるとこそばゆいしネタとしては退屈。


Eランク 「別に観なくても構わなかった」

 ネトウヨ版『魔法科高校の劣等生』だった。正直、『劣等生』から透けて見える作者のメンタリティを気持ち悪いと思ったので、この作品も気持ち悪いと思った(とは言え、自分の好きなハーレムアニメを女性が観たら、おそらく同様に気持ち悪く思うんだろうから、人のことは言えないw)。馬鹿で超格下の敵軍相手に「自衛隊TUEEE」(でも絵面は一方的な虐殺だった)、捕虜の扱いなどで現代の先進国では常識の人道的な振る舞いで「自衛隊カッコイイ」。サヨク議員をコテンパンにしたりと、ネトウヨの拗らせた劣等感を癒すネタだらけ。発展途上国の家族を日本に招待して上から目線でホルホルするバラエティー番組みたい。
 とにかく、物語の軸になるような課題があやふや。中世な敵軍は弱すぎて話にならない。外国のちょっかいも結局あっさり撃退してるし。何がしたいのか。ホルホルしたいだけか?ちゃんと『物語」にするなら、主人公側にもっと苦戦させろよ。格上の敵や困難な状況ならまだ物語になる余地があるのに。という訳で、後半は、例えば炎龍が実はかなりの強敵とか、万全の体制で臨んだ自衛隊に思わぬ横槍や事件が起きて苦戦するとか、ちゃんと『物語』になることを祈る。